2019年度第2回交流会
東京マラソン2020チャリティ事業のお知らせも
2019.08.29 (木)
夢の奨学金の2019年度第2回交流会が8月24、25日の両日、東京都・赤坂で行われ、22人が参加しました。事務局職員が交替して初めての交流会でもあり、アイスブレークゲームに職員も加わり、親睦を深めました。
今回は、日本財団ビル近くの貸し会議室での開催で、いつもよりもこじんまりした雰囲気です。新任の事務局職員と別の機会にすでに会っていた奨学生もいましたが、交流会としては両者にとって初めての顔合わせ。あいさつ・紹介なども行いました。
今回の会場となった貸会議室
初日は、恒例となっている近況報告やアイスブレークゲームです。奨学生有志による企画チームのメンバーが進行役を務めます。企画チームは、以前にやった内容とできるだけ重複しないように毎回、趣向を凝らしています。今回も複数のゲームを用意してきました。
一つは、新聞紙からそれぞれの名前を探すゲームです。奨学生は、用意されていた新聞紙を一斉に広げ、小さな文字一つひとつに目を走らせます。簡単な作業ではありますが、珍しい名前は見つけにくかったり、どの紙・ページで探すかによって結果が変わったりし、多くの奨学生が没頭していました。
他には、テーマ別のしりとりゲームも行いました。動物や地名など、与えられたテーマに即した言葉だけを使うしりとりです。小さな子どもでも楽しめるしりとりゲームですが、テーマ別だと語彙が限られる分、難易度は上がります。奨学生たちは知識を総動員して言葉をひねり出していました。
今回も志願した企画チームのメンバーが進行役
東京マラソン2020参加者からの寄付
ゲームに加えて、事務局からお知らせもありました。日本財団「夢の奨学金」が、2020年3月に開催される東京マラソン2020のチャリティ事業で寄付先団体に選出されたというお知らせです。
東京マラソンではチャリティ枠として、寄付とマラソン出走を通じチャリティ活動のすばらしさを発信する「チャリティランナー」を募る制度があります。日本財団「夢の奨学金」はこの度、その寄付を受けつける団体となり、それで寄せられた寄付は全額、夢の奨学金事業に活用されることになりました。
事務局職員は以上の説明をしたうえで、この事業で受け付ける寄付は1人当たり20万円以上という条件があるにもかかわらず、8月24日現在で全100枠のすべてが埋まったことなども報告。寄付をして「日本財団チャリティランナー」となってくださった方々と奨学生が交流できる機会を東京マラソン2020の前後に開催すると伝え、参加を呼びかけました。
チャリティランナー募集のチラシ
次回の内容をブレーンストーミングで絞り込む
2日目は、次回の交流会の予定について検討しました。交流会は年に3回開かれていて、近年では日程から開催場所、内容までを奨学生が自主的に検討し計画しています。毎回、交流会の終わりに次回の予定を決めています。
今回は、企画チームのメンバーが集まっていた全員に希望を募り、日程は12月14日、15日に決定。次回に向けた企画チームについても、5人が手を挙げてメンバーはスムーズに決まりました。
続いて場所と内容の検討です。場所については、意見がさまざまありました。奨学生が学生生活を送っている地域は現在、全国に広がっています。それぞれの生活について折々に話をしているため、奨学生の間では、互いが暮らす地域に興味や関心が高まっています。そこで、地方の主要都市も毎回と言ってよいほど候補に挙がっていて、実際に関東以外でも交流会の実施はかつてありました。今回は、複数の候補地が挙がった後で、各地域の特徴などを考慮しながら議論し、大阪と福岡に絞りました。
次回の交流会について話し合う奨学生たち
内容についての検討は、一番多くの時間が割かれました。交流会の一番の目的は、文字通り交流です。しかし、場所の都合などから会議室での集まりが主になり、活動内容もそれに合わせてディスカッションや交流ゲームがほとんどになっています。
そこで、会議室で行う活動とは違うことをしようという方向で、議論が進みました。企画チームのメンバーのうち、これまでの活動を知っている1期生は、「以前は、例えばテーブルマナーの講習もやりました。今後に役に立つので参加してよかった。新しく入った奨学生の人は参加していないので、またやってもいいかも」なとど紹介。実現可能性はいったん考慮から外して、アイディアを出すよう促しました。
始めは少しずつでしたが、議論が盛り上がってくると、工場見学や料理体験など多くの意見が出ました。検討した結果、全員で体を動かす「大運動会」などに絞られました。企画チームが後日、事務局と相談して決めることにして議論終了。次回の場所と内容は未決定のままですが、決定のお知らせを楽しみにしながら今回の交流会を終えました。
交流会が終わってもおしゃべりは続きます。アート系の学生の道具や技にみんな興味津々