2021年度 第2回奨学生交流会
~絵しりとりで個性を発揮!トークも大いに盛り上がる~
2021.12.15 (水)
2021年度の第2回目となる「日本財団夢の奨学金」の奨学生交流会が、11月28日に開催されました。新型コロナ感染拡大防止のため、今回もオンラインでの開催となりましたが、奨学生およびソーシャルワーカー、日本財団職員総勢25名が集い、親交を深めました。
前回に引き続き、4人の奨学生が交流会の企画運営担当として、交流会プログラムの企画、当日の司会進行をしました。
ユニークな「絵しりとり」で場が和む
交流会の前半となる第1部では、オンライン上で遊べる「Gartic Phone(ガーティックフォン)」というゲームを楽しみました。このゲームは、出されたお題に対して絵を描き、次の人がその絵を見て、何を描かれているのか連想してテキストでコメントし、そのコメントを読んだ次の人がまた絵を描く、という流れで行われるゲームです。
絵の描き方、解釈によって最初のお題とはまったく違う展開になるのが面白いゲーム。
奨学生は4つのグループに分かれ、各グループでゲームが展開されました。一つのお題から絵やコメントが書き込まれていきますが、絵が得意な人、苦手な人、ひねりを利かせたコメントをする人など、それぞれの個性が発揮されます。連想のしりとりゲームが思わぬ展開になっていくのが面白く、笑ったり感心したりして、場が和みました。
お題から絵が離れるほど、面白さが増して笑いがこぼれます。
後半は「行きたい場所、やりたいこと」をトーク
前半のゲームが終わり、気持ちもほぐれてきたところで、第2部となる後半は5つのグループに分かれてのトークタイムとなりました。今回は「行きたい場所、やりたいこと」がテーマ。それぞれが「コロナ禍が終わったらあんなところに行きたい、こんなことをしたい」という思いをシェアしました。
行きたい場所で最初に挙がるのは、やはり海外。そして海外旅行といえば、憧れのリゾート地ハワイです。「海が好きなのでハワイの海で泳ぎたい」「ダイビングをしたい」と南国の海へ思いを馳せていました。
また、意外にも「インドに行きたい」という話題が上がったグループもいくつかあり、「今の自分とはまったく異なる環境に行ってみたい」「貧困問題を考える上でも訪れてみたい」という奨学生もいました。そのほかにも「福祉を勉強するために北欧に行きたい」など、奨学生の視野の広さやチャレンジ精神が表れていました。とはいえ「コロナが収まっても、海外にはまとまった休みがないと行けないね…」という現実的な意見に一同頭を抱える姿も印象的でした。
現実的なのは国内旅行ということで、美味しいものがたくさんある九州地方、あるいは北海道の牧場に行きたいという話でも盛り上がりました。北海道在住の奨学生が、雪が積もっている様子を画面越しに見せてくれるなど、リモートならではの“シェア旅”ができたグループもありました。
また、一度住んだことがある場所に行きたいという話から、いま自分が住んでいるところや出身地のことをお互いに教え合う様子も。「昔住んでいたあそこより今住んでいるところが好きだなぁ」「いえいえ、あそこなら私は美味しいお店を知ってる!」など、プチ論争でワイワイ盛り上がったグループもありました。
やりたいこともどんどん話題に出てきました。スノーボード、ボルダリング、牧場で動物と戯れる、美容室で髪形を変えるなど、体を動かしたい、気分をリフレッシュしたいという思いがあふれていました。
そして何より、まだリモート授業が続いているという奨学生は、「大学に行って対面授業を受けたい」という切実な声も聞かれました。就職活動を控えた奨学生は、リモートではなく、実際の会社訪問やインターンシップに行きたいと、やる気を見せてくれました。
和やかな雰囲気で閉会、次回こそぜひ対面で!
トークタイムが終わり、ソーシャルワーカーのみなさんから交流の感想をいただきました。
「絵しりとりでは、私がいちばん上手く描けませんでしたが、みなさんの画力に感動しました。楽しい時間を過ごせました」
「最初はゲームのやり方がみんなわからず“どうするの?こうかな?”と話し合う時間も楽しかったです。後半のトークでは行きたい場所ややりたいことから、趣味の話や地元の話などに話題が広がり、和やかな雰囲気でとても良い交流会でした」
「後半のトークは最初から最後まで笑いっぱなしでした。やはりみなさんと交流できる時間は私にとってとても楽しく大切な時間です」
最後に企画メンバーから「今日はありがとうございました。私自身も引き続きがんばろうという気持ちにさせていただきました!次は東京の日本財団でみなさんとお会いできるのを楽しみにしています!」との挨拶で締めくくりました。
次回は、3月の活動報告会です。一昨年は中止、昨年はオンラインでの開催となった活動報告会。以前のように東京の日本財団に集えることを願って、画面に手を振りながら笑顔でお開きとなりました。