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採択奨学生の動き

勉強会抜きでとことんトーク

奨学生 第5回交流会

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「夢の奨学金」の奨学生が定期的に集まる交流会。その第5回が10月8日、名古屋市で開かれました。通常は外部講師を招いた勉強会と合わせて実施していますが、今回は奨学生同士の交流に重点を置くために交流会のみとなりました。学校行事などと重なった5人を除く6人が参加し、奨学生が仲間との親睦を深めました。

 

会場は、中京地区でいつも場所の協力をいただいているNPO法人こどもサポートネットあいちキッズおもちゃサロン。ハロウィーンの飾りつけに囲まれ、いつにも増してにぎやかな雰囲気です。この場所は、上半期はほぼ毎月、会合の会場になってきましたが、8月は交流会を東京都の日本財団ビルで特別篇として実施し、9月も休みだったことから、多くの人にとって久しぶりの訪問となりました。

 

今回の会合が、交流会のみで実施することになったのは、8月の特別篇に参加した奨学生から、お互いのことをまだよく知らないという声が上がったのがきっかけでした。しかし、欠席や、止む無く午後からの参加となる人が増え、午前11時のスタート間に合った奨学生は1人のみ。そこで、前半は到着している奨学生のほか、事務局機能を担う日本財団職員、伴走者として関わるソーシャルワーカーの荒井和樹さん、訪れていた外部協力者なども加わった交流会となりました。

 

この場で話題に上ったのは、「夢の奨学金」の今後について。事業としては、8月に第2期の募集が行われ、その1次審査が終わった段階です。そこで、全国に対象を広げて本格スタートする来年度以降に、この事業がどのように運用されるのかということが関心事になりました。しかし、それだけでなく、第1期生の現状、努力すべき点について、率直な意見交換がなされました。

 

定期的に開いている交流会・勉強会について、どのような内容が求められているかや、事務局とソーシャルワーカーの担う役割について、どのような分担が望ましいのか、といったことも話題になりました。関わり方が異なる人の目線から、様々な意見が出されました。

 

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大好評のちらし寿司

 

正午過ぎからは恒例のランチ。毎回、楽しみにしている人も多いお食事です。今回は、この地域のお祭りの日に当たっていたことから、メインはイクラが乗った豪華なちらし寿司。白和えや、お吸い物、わらび餅のデザートもつく和食のコースです。加えて、お肉を野菜で巻いて食べる副食も用意され、食欲豊富な参加者の胃袋も満足する食事になりました。

 

食事中に、遅れていた奨学生も続々と到着し、奨学生同士の交流も和やかにスタートしました。遠路、新潟県や山口県からやって来たり、午前中は就職試験に臨んでいたりと、遅れた事情はまちまちでしたが、到着した奨学生は、目の前のごちそうに明るい笑顔を見せ、くつろいだ様子で会話の輪に入っていきました。中京地区で学ぶ奨学生にとって、遠方で学ぶ仲間の暮らしぶりは珍しく、気候や食文化を質問し合う姿も見られました。

 

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リラックスした雰囲気で会話を弾ませました

 

食事の後は、いつも日本財団職員が担っていた司会を奨学生にバトンタッチ。司会を担当した奨学生の発案でゲームをするなどしてアイスブレーキングを行い、交流の時間を過ごしました。

 

次回の交流会・勉強会は12月に予定しています。